うつ病の休職期間の目安や過ごし方を経験者が紹介します

カレンダーを持つ人HSP

うつ病で仕事が続けられなくなった場合に、休職制度を設けている会社は多いです。

しかし、手続きの方法や、休職期間の目途が立たず、無理して仕事を続けている人も多いのではないでしょうか。

うつ病は軽い症状であっても、深刻化する可能性もあります。仕事以外の日常生活に支障をきたすこともあります。

本記事では、うつ病で休職する場合の期間の目安や、休職期間中の過ごし方について、うつ病休職経験者が紹介します。

うつ病で休職する場合の手続き

休職についてパソコンで調べる人

うつ病で休職したい場合、最初にするべきことは次の二つです。

  • 就業規則で休職制度の有無と取得条件や待遇を確認する
  • 専門医にうつ病の診断書を発行してもらい、会社に提出する

就業規則で休職制度の有無と取得条件や待遇を確認する

休職制度は法律で明記されているわけではないため、休職制度の有無は会社の就業規則を確認する必要があります。

就業規則は、労働基準法により見やすい場所への掲示、備え付け、書面の交付などによって労働者に周知しなければならないとされています。

自分で就業規則を読んでみて、取得条件や休職中の給料といった待遇を確認してみてください。

どうしても分からない場合は、職場の人事や総務に聞いてみましょう。

専門医にうつ病の診断書を発行してもらい、会社に提出する

休職制度を設けている会社はほぼ100%、診断書の提出が必要になります。

まずは、精神科や心療内科の専門医に仕事の継続が困難であることをしっかり伝えましょう。

軽度の「うつ状態」のような場合であっても、そこから深刻な精神疾患になる可能性もあるため、基本的に診断書は発行してくれると思います。

うつの休職期間はどれくらい?

カレンダーとパソコン

休職の期間は、うつ病の状態によります。

ただし基本的にうつ病の自覚がある場合は、長期間しっかり休むに越したことはないため、あくまで目安として紹介します。

症状が軽度の場合(約1ヵ月以上)

軽度の場合、早い人は1ヵ月程度で復職する人もいます。

ただし、軽度の人は、症状の悪化と、再発のリスクに備える必要があります。

そのため、場合によっては、さらに長期間の休職をとる必要があります。

また、うつになった原因が今の仕事に合わないなど、部署異動等の環境調整が必要となる場合もあります。

この場合は、会社での調整も必要になるため、さらに長くなる場合もあるでしょう。

(ちなみ医師も再発防止に必要と判断すれば、診断書に環境調整が必要の旨を記載してくれます。) 

軽度のうつ病の症状
  • 物事に興味がなくなる
  • 過眠または不眠
  • 食欲の減退または増加
  • 過度に自分を責める  
  • 行動するのに決断を要する  など

症状が中程度の場合(約3ヵ月以上)

中程度のうつ病の場合は、復職に最低でも3ヵ月はかかるでしょう。

中程度になると、軽度のときの症状がより顕著に表れます。

また、体が鉛のように重たいなど、仕事以外の生活でも支障が生じて、より明確に症状が出てきます。

うつ病の治療は、急性期(症状を改善する期間)、回復期(日常生活に戻す期間)、再発防止期(無理をしない期間)を経て、ようやく元通りの状態に戻るといったステップを踏みます。

中程度の場合は、まずは最低限生活に支障をきたさないレベルに戻すまで、軽度の人よりも時間を要するでしょう。

中程度のうつ病の症状
  • 軽度の症状がより悪化
  • 体が鉛のように重たい、しんどい
  • グルグル思考が止まらず車の運転に支障が出る   など

症状が重度の場合(約1年以上)

重度のうつ病の場合回復まで約1年以上はかかると考えた方がよいでしょう。

この段階になると、寝たきりになったり、食事もままならない等、普段の生活が困難になり、家族等のサポートが必要になるケースも多いでしょう。

中程度の場合と同様、まずは普段の健康的な生活を取り戻すところから始めます。

再発のリスクも大きいため、回復が早い場合でも、復職はより慎重な判断が必要になります。

重度のうつ病の症状
  • 軽度、中程度の症状がさらに悪化
  • 寝たきりになり、食事等もままならない
  • 生活するのに家族等のサポートが必要

休職期間のお金はどうする?

電卓

基本的に、うつ病の場合、お金のことは気にせず休むべきです。

しかし、生活もあるため、どうしても気になる人もいるでしょう。

お金が心配な人は次の1~3の順に可能かどうかを確認してみてください。

  1. 残っている有給休暇を使い切る
  2. 休職中に支給される会社からの給料に頼る
  3. 社会保険加入者が申請できる傷病手当金に頼る

残っている有給休暇を使い切る

有給休暇制度があり、有給休暇の残日数がある場合は、迷わず使い切りましょう。

有給休暇の場合は、その名の通り、仕事を休んでも給料が支給されます。

また、診断書も不要のため、今すぐ仕事を休みたい場合でも、問題なく休むことができます。

休職中に支給される会社からの給料に頼る

先述のとおり、休職の待遇は会社の就業規則に定められています。

確認するポイントは、支給の有無、支給期間、支給額、各種手当の支給の有無です。

支給が無い場合や、支給額が極端に減る場合は、次で説明する傷病手当金を申請をしましょう。

社会保険加入者が申請できる傷病手当金に頼る

休職中、会社から給料が支給されない、支給額が極端に少ない、支給期間が過ぎても復職できない場合は、傷病手当金を申請しましょう。

傷病手当金は、健康保険証などに書かれている協会けんぽの支部に申請します。

給料の支給が無い場合、支給額は給料のおよそ3分の2になります。給料の金額が傷病手当金の金額より少ない場合も、差額分が支給されます。

支給期間は最長1年6カ月です。

(申請方法、条件などの詳細については、下記の協会けんぽのHPも参考にしてください)

>>全国健康保険協会 協会けんぽ「病気やケガで会社を休んだとき(傷病手当金)」

休職期間はどのように過ごしたらよいのか?

砂時計

うつ病で休職期間に入ったら、とにかく専門医の指示にしたがって生活することを心がけましょう。

症状は人によって様々なため、「こうするべき」と一概に言えるものではありませんが、私の過ごし方を紹介するので、参考にしてください。

急性期の過ごし方
  • 睡眠時のグルグル思考で不眠の症状がひどかったため、睡眠薬や抗うつ薬でひたすら睡眠をとった
  • アルコール摂取量が多かったため、徐々に減らした(最終的に断酒できた)
  • 食欲は正常だったので、昼食と夕食は必ずとるようにした(医師には3食が望ましいと言われたが、朝は寝込んでいたため、睡眠を優先)
  • 大勢の人に会うなどのイベントは控えた
回復期(現在の過ごし方)
  • 規則正しい生活や運動をする
  • 両親に相談
  • 仕事のことは忘れて、やりたいことにうつつを抜かす(ブログもその一つ)
  • 資格の勉強(転職の選択肢を広げるため)

私の場合は、20代でまだ独り身であることもあり、しばらくお金の心配もないため、今後の進路をじっくり検討しています。

もちろん、今後を考えれば考えるほど、強烈な不安にかられることもあります。かといって、今すぐ復職するのも難しい状態です。

医師からも「あせりは禁物」と言われています。そのため、今は考える時期だと割り切ることを心がけて生活しています。

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この記事を書いた人

幼い頃から、深く考え込んでしまう性格で、大人になった今でも生きずらさを感じていました。「HSP」という気質を知ってから、自分と当てはまる部分が多いと知り、HSPとの上手な共生方法を模索して実践しています。試してよかったことなどを中心に、本サイトで共有します。

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